2025.01.06
食品添加物について~「塩」編~
⭐️食品添加物②⭐️
こんにちは!
仙台りんく整骨院、担当の若月です。
定期的に健康に関する情報を配信させて頂いておりますが、今回は食品添加物②ということで「塩」についての情報を配信させて頂きます。
良い塩=ミネラルが大事
数多く存在する調味料の中でも、特に塩は良いものと良くないものを見分けるのが非常に難しい調味料の一つです。
なぜかというと、塩は他の調味料と比べて情報公開の基準が決まっておらず、パッケージの原材料表示を見ても良いものと良くないものの判断がつきづらいからです。
塩は大きく分けると以下の4種類に分けられます。
①自然塩
海水から直接くみ上げ、水分を蒸発させた塩です。日本古来の塩のつくり方で、成分を全く調整しない伝統的な塩で、表記としては「自然海塩」と書かれています。
②精製塩
海水から電気と膜を使って塩化ナトリウムだけを取り出したものです。塩化ナトリウムの純度が高く、それ以外の成分はほとんど除去されています。一般的に良く使われ、赤や青色のキャップで売られているものがこれに当たります。
③輸入塩
いわゆる岩塩や天日塩です。一部、海塩もあります。メキシコやオーストラリア、中国製が多いようです。
④再生加工塩
メキシコやオーストラリアから輸入された岩塩や天日塩などを一度海水で溶かし、塩化マグネシウムなどを加えて再加工したものです。
塩の旨味は雑味によるもので、海のミネラルの成分がどれだけ含まれているかで決まります。ミネラルが含まれている塩は、しょっぱいだけではなく甘味なども含まれており、それがおいしく感じるのです。
世の中では「塩=血圧を上げるもの」というイメージがあります。確かに塩化ナトリウムの純度が高い塩は血圧を上げる原因となりますが、ミネラルが豊富な塩は、血圧を上げる心配がほとんどありません。むしろ体の中の電解質のバランスが整い血圧を下げることさえあります。
①〜④の塩のうち、最もミネラルが豊富なのは「自然塩」です。
スーパーなどで販売されているものの中で紛らわしいのが再生加工塩で、「◯◯の塩」などの名前で販売されとり、あたかもその土地で精製されたかのような名前で販売されています。
再生加工塩は、外国から安い岩塩や自然結晶の天日塩を買ってきて、一度海水に溶かし、これを煮詰めて結晶化するのです。ところがこの岩塩にしろ天日塩にしろ、ミネラルはほとんど入っていません。
塩を自然結晶化するとミネラルを押し出してしまうため、純度の高い塩になってしまうのです。
この通り、「自然塩」以外は体に良い塩とは言えません。
ただパッケージの原材料表示を見ても自然塩かどうかを判断することが難し物も多いため、もし良い塩を購入したいときは、良く調べてから購入された方が良いかと思います。
もし簡単に判断するとしたら販売価格です。
安い塩は、体に良くない塩だと思ってもらっていいかと思います。
塩は特に値段の開きが大きい調味料です。1kgあたりの値段で言っても安い物では400円程度、高い物だと5,000円くらいのものもあります。
安いものには安く販売できるだけの理由があり、高いものには高いだけの理由があります。
日常的によく使う調味料なだけに、出来るだけ体に良いものを使えたらいいですね!
次回は「醤油」についての情報をお届けしますので、是非参考にして頂けたらと思います。