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コラム

2025.02.10

脂質制限ダイエットとは?

あゆみの整体院

脂質制限ダイエットは、食事の中で脂質の摂取量を減らし、総カロリーを抑えることで減量を目指す方法です。脂質は1gあたり9kcalと、炭水化物(1g=4kcal)やタンパク質(1g=4kcal)よりも高カロリーなため、脂質を制限することで効率的にカロリーコントロールが可能になります。

 

1. 脂質の役割と種類

脂質は単なるエネルギー源ではなく、ホルモンの生成や細胞膜の構成、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収など、体にとって重要な役割を持っています。完全にカットするのではなく、適切な量と質の脂質を摂取することが重要です。

 

脂質には主に以下の3種類があります。
• 飽和脂肪酸(動物性脂肪・バター・ラードなど):摂りすぎると生活習慣病のリスクが高まる
• 不飽和脂肪酸(オリーブオイル・ナッツ・青魚など):健康に良い影響を与える脂質
• トランス脂肪酸(マーガリン・揚げ物・加工食品など):避けるべき脂質

 

脂質制限では、特に飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取を減らし、不飽和脂肪酸を適度に摂ることが推奨されます。

 

2. 脂質制限ダイエットのメリット

• カロリー制限がしやすい
1gあたりのカロリーが高い脂質を減らすことで、全体の摂取カロリーを抑えやすくなります。


• 食事のボリュームを増やせる
脂質が多い食品はカロリー密度が高いため、低脂質の食事を選ぶと同じカロリーでも量を多く食べられ、満腹感を得やすくなります。


• 動脈硬化や生活習慣病の予防
飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を控えることで、血中コレステロール値を改善し、心血管疾患のリスクを下げることができます。

 

3. 脂質制限ダイエットのデメリット・注意点

• ホルモンバランスの乱れ
脂質はホルモンの材料になるため、極端に制限するとホルモンバランスが崩れ、特に女性では生理不順の原因になることがあります。


• 脂溶性ビタミンの吸収低下
ビタミンA・D・E・Kの吸収が悪くなるため、極端な脂質制限は栄養不足を招く可能性があります。


• エネルギー不足で代謝が低下
脂質を減らしすぎると、体が省エネモードになり、基礎代謝が落ちて痩せにくくなることがあります。

 

4. 脂質制限ダイエットの実践方法

• 総脂質摂取量の目安:1日の総摂取カロリーの20〜30%を脂質から摂るのが適切とされています。例えば、1日の摂取カロリーが1800kcalの場合、脂質は40〜60g程度が目安です。

• 低脂質の食品を選ぶ
• 鶏むね肉、ささみ、白身魚、豆類などの低脂質のタンパク源を活用する
• バターやマーガリンではなく、オリーブオイルやえごま油などの良質な油を少量使う
• 揚げ物や加工食品を避け、茹でる・蒸す・焼くなどの調理法を選ぶ
• 炭水化物とタンパク質を適切に摂る


脂質を制限する分、エネルギー源として炭水化物を適度に摂取し、筋肉維持のためにタンパク質もしっかり摂ることが重要です。

 

5. 脂質制限と他のダイエット方法との比較

脂質制限は、低脂質・高炭水化物の食事になるため、運動量が多い人や持久力を必要とするスポーツ選手には向いています。一方、糖質制限(低炭水化物・高脂質)とは対照的な方法であり、どちらを選ぶかは個々の体質やライフスタイルに合わせるのが良いでしょう。

 

まとめ

脂質制限ダイエットは、カロリーコントロールがしやすく、健康的な体重管理にも役立つ方法です。ただし、極端に脂質をカットするとホルモンバランスや栄養状態に悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な範囲で良質な脂質を摂ることが大切です。バランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせることで、リバウンドしにくく健康的に減量することができます。